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ライブドアの行方は? [時事ニュース・解説など]

ライブドア事件が連日報道されている。
昨年末、堀江氏は配当なしを涙ながらに宣言し、株主に理解を求めた挙句にこの事態。株主の方たちの憤懣やるかたない状況は察するに余りある。

かねてより堀江氏は「株主のため」という発言を繰り返してきた。
報道では、その株主を裏切るような今回の事件・・・というニュアンスを含んだものもあるが、かつての彼の発言は言葉を変えるだけでストレートに汲み取ることができる。
すなわち「株主=自分」と言い換えれば端的に表すことになるのではないか?

さて経営陣の刷新が発表され、社長には「弥生」の社長が、そして代表取締役には28歳の若い取締役が就任することになった。
ここでは個人的な見解を述べようと思う。
確かに「弥生」は会計ソフトでは国内シェアNo.1企業であるといえるだろう。
実は私が使っている会計ソフトも「弥生会計」である。
ところがこの「弥生」サポートに対しては、ユーザーの評価が著しく悪い。
導入の際、2つの会計ソフトを比較検討した際、その評価が気になったのは確かだが、使い勝手などを優先して導入に至った。
はたして、その結果は・・・
基本的に私はサポートを利用することをほとんどしないため、対応の評価はできないのだが、ユーザー登録後すぐ頻繁に電話がくるようになった。
内容は「有料サポートに加入しないか」「バージョンアップ版を購入しないか」
といった営業の電話である。

しかも当初ほぼ毎週のようにかけてくるのだ。
最終的に、今の機能で十分満足しているから電話は不必要の旨を伝え、
やっと電話が収まった。

これだけ営業に力を入れているのに、サポートの評価が低いという現状から鑑みるに、その会社の社長であった彼は堀江氏と同種の人物というイメージを払拭できないでいる。

また、この危急存亡の秋に、28歳という若さの人物を矢面に立たせるのはあまりに過酷なように思えてならない。
生え抜きのエリートかも知れないし、ずば抜けてキレる人物なのかもしれない。
だが、グループ全体の社員の命運を背負うには若すぎるように感じるのである。

正直にいえば、当初最近羽振りのいい、いくつかの会社に対して「見せしめ」的な強制捜査だと思ってた。
保守的な政界か財界人が「調子に乗りすぎているから軽くしめとけ」と。

ところが、自殺者まで出てしまい、さらに短期間で怒涛の捜査が報道されることによってドラマ性を生み出し、生活者の耳目を集めてしまった。
これは徹底捜査・検挙になっていくであろう。
(もちろん検察側は元々そのつもりだったかもしれないが・・・)

ただ、現在自殺として片付けられているあの事件は、本当に自殺なのだろうか。
週刊誌などがゴシップ的に扱っているようなレヴェルだが、とても自殺しようと思っている人間がとる行動ではないように思えてならない。
また、自殺でないとすれば、直後から「殺される」といって会社に閉じこもったと伝えられる堀江氏の行動も説明がつくのではないだろうか。

いずれにしても、一連の事件全体の解明を期待する。


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のまネコ vs.のまタコ vol.2 [時事ニュース・解説など]

ついにエイベックス・グループ側が折れた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/30/news080.html

しかし、これこそ自明の理であろう。
結局エイベックス・グループが、利益追求を目論んで得たものは一体なんだったのか?
企業は消費者のグッドウィルを獲得して成長していくことが望ましい。
かつて飛ぶ鳥を落とす勢いがあったエ社が、低迷し危機に陥ったのも記憶に新しい。
その後、見事復活を成しえたアイドルを抱えたりと、さてこれからという時のスキャンダルである。
その選択肢は、エ社にどんな将来像を与えるのであろうか?
今回騒動の発端となった2ちゃんねらーと呼ばれる中に、エ社のターゲットはどの程度いるのだろう。(私は2ちゃんねるにほとんどアクセスしないため、実情をしらないが・・・)

さて、エ社は今回の発表でCDのコンテンツとして含んだFlashムービーを削除して販売するとしている。うがった見方をすれば、Flashムービーを含んだ在庫処分を加速させる思惑なのか?
とも思えてしまう。

余談だが、2ちゃんねるではエ社社員の無差別殺人予告が書き込まれたという。
これは間違いなく犯罪である。インターネットの匿名性を利用した行動なのだろうが、今や匿名性はあってないようなものである。このような浅はかな行動は、自分を貶めるだけで何をも生み出さない。
私見を述べると、ごく一部の不心得者によって、2ちゃんねるには日本のインターネット社会の“負”のエネルギーが絶えず注ぎ込まれているように思えてならない。

企業の不正を暴くとか、不条理を告発する、という啓発にインターネットは消費者の味方である。
その使い方を誤ると、「規制」や「自主規制」という形で跳ね返り、全消費者にとっての不利益につながることもある。
私自身も含めて、自覚を持ちたいものである。


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のまネコ vs. のまタコ [時事ニュース・解説など]

「恋のマイアヒ」のヒットにより、エイベックス・グループがキャラクター販売を開始した「のまネコ」が大問題になったのは今月のこと。
参照:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/09/news088.html

それに対し、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が「のまタコ」というキャラクターを展開するということだ。
参照:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/25/news001.html

「のまタコ」キャラクターは、浜崎あゆみのシンボルマークに似ており、画像を見た瞬間に吹き出ししてしまった。
また、ひろゆき氏のコメントが、いちいちエイベックス・クループ側が発表したコメントをトレースしているところも2ちゃんねらーにとっては、小気味いい洒落として受け入れられるであろう。

さて、このネット上に存在する文章・アスキーアートなどには、著作権があやふやなものが多数存在する。この点に着目すれば、ビジネスチャンスがいたるところに転がっているといえるであろう。
「電車男」に関しては、書籍・映画・ドラマ、すべてがヒット(舞台はどうなんでしょうね)しているし、
ネット小説で大ヒットしているものもある。
ただ、それに流され便乗し、ネット上での共有財産となっているものを一社で独占しようとするのは、
反発をくらって当然である。
過去の例でいえば、タカラの「ギコ猫」問題が挙げられる。
参照:http://www.itmedia.co.jp/news/0206/03/njbt_04.html
一時の利益に目が眩むことは、企業価値を貶めることにつながりかねない。
中には、起死回生策として話題性を集めるために“敢えて”実行する会社もあるが、
それすら、一時の話題喚起にしかならない“奇策”であり、王道を外れているのは自明の理である。

余談だが私個人としては、愛知万博のキャラクターである「キッコリとモリゾー」の偽物、
「モッコリとキリゾー」
昔、土産物屋によくあった、アディダスの三枚の葉ロゴTシャツの偽物、
鯵が三本描かれている「アジデス」
炎が三本描かれている「カジデス」
などというセンスは、洒落が効いていて非常に好みなのだが・・・


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